選挙というもの。
この選挙期間、各党の政策と討論番組を一通り見た。
無理くり叩いても、安倍首相の街頭演説に集まったひとの数、あれが民意だと思う。
自民党ありきの存在意義。野党はそんな印象。
政党で唯一、資本主義の先を目指していることもあって、反自民票や浮動票が流れていくのも理解できる。
二大政党ができれば、投票率も上がる。
雨後のタケノコように野党がどんどん湧いてくるから、国会でも討論番組でも議論が深まらない。
日本共産党は、生産手段の社会化、共産主義の実現、日本国の共和国制を展望している。
軽減税率というのも、なんだか利権臭い。しかも公明党は8%は据え置きと言っている。
読売新聞もやたらそれを煽っている。
今回は、入れるとことがなくて、本当に悩んでる。
ネガティブキャンペーンにしても、皮肉がきいていたり、ウィットに富んで楽しめるなら別だが、そういうわけでもない。
「暴走する安倍政権を許さない」と言いながら、「なぜ今解散選挙なのか?」と矛盾してる野党。
震災以降、主張が極端になってるように感じる。
とにかく、怒りの矛先を見つけようとしている。
情報がデジタル化されて、簡単にレッテルが貼られるようになったからだと思う。
自分とまるで考えが違う人でも、その人の本を読んだり、話を聞いたり、アナログ的な情報収集をしたときは、少しは共感できるところも見つかるのに。
そもそも、円安って悪いことなのか。円安でホントに国力が下がるの?
簡単には国内回帰というわけにはいかないけど、肉や野菜なんかは、消費者の意向次第。
円が80円だったときは、中国産ばかりで、会社も外国に行ってしまった。
その分、物価は安かったけど。
為替のポジション持ってる人にとっては、円安だと文句言いたくなるのかもしれないが、
利害関係の対立を調節することが政治、政策なんだから、結局は損得の話。
肉屋に、自動車屋の視点で考えてくれと言っても無理な話。
どんなに気に入らなくても、多数決が利害の先の結論なら、それを尊重するのが民主主義というものだ。
白票をいれたり、投票に行かないなんてことはしない。大義がないとは思わない。
乱れた政権を立て直すための自民党の党利党略解散だと思ったら、その是非も含めて投票する。
別に自分は支持政党もないし、右とか左とかじゃなくて、アンジェイワイダ監督の映画や、香港の自治問題を見てたら、純粋に選挙があることは素晴らしい思った。
自分のたった一票なんか意味ないかもしれないけど、自分自身に与える意味はある。